占星家の役割について
あっという間に夏至も過ぎ、明日から7月ですね。
さて、私は先月から新里ひろき先生のオンラインセミナーを受講しています。
本来は来日セミナーだったのですが、このCOVID-19の影響で取りやめになり、オンラインセミナーに切り替わりました。占星の講座は毎回楽しくて、心理占星術を始めてから来日セミナーは毎回参加しているのですが今回のセミナーも楽しいです。
その中で新里先生がおっしゃっていたのですが「人が無意識に占星家に求めるのは「私は誰なのか」という問いの答えではないか。と。
個人的にはこの言葉がすっごくしっくりきましたね。
私は占星術歴は長いですが、なぜ占星術にはまったのかというと「自分はどういう人間なのか」という答えを知りたかったからです。
未来のことも気にならないわけではないですが、年齢を重ねるごとに未来について知りたい気が失せてきましてね。悩んでもしょうがないというか…。
むしろ、今自分がこの状況において何をすべきか!ということのほうに焦点が当たるようになりました。
で、自分は何者か、と考えたときにやっぱり占星術では太陽と月だろうな。と。
太陽はその人がクリエイトしていきたい人生、目標や生命エネルギーそのものです。月はその人の私的な感覚、欲求ですが、人は欲求をかなえるために太陽のエネルギーを使うといっていいかもしれません。
人が何か行動するときには必ず何かしらの欲求があるはずですからね~。
そこに目をつぶってしまうと、やはり満足感が得られません。
もちろん、水星も火星も金星も大事なんですけど、それってゲームの世界でいったら武器とか能力みたいなもので、刀をいくら研いだところで、どう使いたいのか、何のために使いたいのか、と本人がわかってないと宝の持ち腐れです。
だって、別に鋭い刀を持っていても戦いたい人ばっかりではないでしょう?
料理をしたいために刃物を研ぐ人もいるのかもしれない。舞台に立ちたくて自分の美を磨く人もいるかもしれない。
太陽月以外に先に目を向けてしまうのって。たとえて言うと、とにかく資格を取るのが趣味みたいな人いますよね。あんな感じに似ていると思います。
とった資格はいつ使うんじゃい!みたいな。
まあ、それは私も近いところがあるので(特に若いころはですね…。色々迷っていたんで)あまり大きなことは言えませんが…。
色々遠回りをしたからこそ、やっぱり自分が何者なのか、何のために生まれてきたのか、ということを考えるようになりました。
それを知るのは占星術は、やっぱり一つのいいヒントになるな~と思っています。